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2024/03/29 01:58 |
パッションの赴くまま
[パイプの煙]を読むと無性に書き物がしたくなる。そういうのってありますよね。

というわけで気持ちの赴くまま書いてみる。


夏らしくない夏のおかげか、家は比較的快適で、勉強するにはもってこいだった。グロテスクな生物の教科書は、対峙している女学生のモノであり、今まで見たこともないくらい詳細である。これがモツよ、と1つ年上の女性が嬉々として言うモノだから、ポーカーフェイスがポーカーをしていないのに崩れそうだった。さらに昨日は時季外れもいいところ、モツ鍋だったため、効果はテキメン以上。先ほど食べた西瓜を吐き出したい衝動に駆られるが、無視する。
「あとこれが、イカで言うワタね」
無視無視。
「スコールも生物やったら?」
「……理系は選択だろ」
物理と生物のどちらかを選択する。そもそもリボルバーやライフル、バイアネットまでも解体するのが趣味らしい趣味であるスコールに、生物はいらぬ科目だった。赤パン黴だとか酢酸オルセイン液だとか、ましてや植物の仕組――エチレンとかアブシシン酸や光合成の化学式だとかを含めたもの――は無縁の長持にしかならない。
サザエか蛤だか、どちらだか正確に覚えていないが、解剖の時に性格が変わるティナにとっては、生物は必要かもしれないが。
「おいスコール、代入ってなんだよ?」
「イコールで繋げ」
かなり簡易な、それでいて外れてはいない答えでぞんざいにあしらう。ジタンには十分だったのか、そーか、といってシャーペンが動きだした。
明確明朗声高らかに靡く風よりも明らかな、はっきりシンプルにそれは訪れた。夏休みである。
住人の6割、つまり6人が出されたものは、お約束の宿題である。中等部の全科目といったものから、受験生向けの模試の過去問だとか、出ているものは千差万別十人十色だった。頭脳に見合う見合わない関係なしに出でている宿題は、正(まさ)しく公平公正を押しつけたエゴと言うにふさわしかった。
暑いからクーラーをかけるのは間違いない。鉛筆やシャープペンシルをほとばしらせているから、細かい炭素の粒子が吹き飛ぶのも、消しゴムも使うためにゴムの塊が沸き出でるのもしかたがないだろう。
「……なんでみんな揃ってやるんだ?」


各部屋の内部にはむやみやたらに防音装置がつけば好いと思ったのかはわからないが、火災防止用のジェルマットが敷いてある。さらにその上に絨毯やらカーペットやら畳やらが敷いてあるため、冬場は快適なものの夏場は地獄の日射となる。
各部屋にクーラーを入れようモノなら、ブレーカーと共に電気代が吹っ飛ぶ。扇風機にしようにも、中のプリントが散乱するような部屋ばかりのため、あまり現実的ではない。




ここまで書いて終了! あとはパソコンにまかす! 大体これ最初書いたの8月13日だし。
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2009/09/16 17:48 | Comments(0) | TrackBack() | もすもす(ケータイデンワ)

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