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2024/03/29 04:33 |
暇だ
あぁ、天野さんの画集欲しいよ! ブクオフに化けて出てくるからな(違)!

暇なので、クラ×スコでも書いてみる。
現パロです。


鈍色に光る鈍器を見つめては、二回くらい溜息が出てしまう。なんてことない、いつもの癖だ。だからこそ余計に辟易するが。
バイトもなければゼミもない。二十一、大学生三年次、味気ない日といえばそれですむ。二限、要は昼食前に授業が終わるのはさほど珍しくない。バイトがないのが珍しいのだ。ちなみに同好会も、今日はない。
テレビを見ながら、食器を片付ける。慣れた動作で、鈍器こと金属性食器を流しから移す。水は切った。
「……手入れでもするか」
ブラックフェンリル、愛車である。二輪車で、たまにエッジがかかる、癖のある機体だが、鵜の羽のように美しく、またマフラーから流れる音は軽やか、暈のように時に表情を変える。閃光のような十円傷が玉に瑕だが。
オイルとバッテリー、グリップとステップ。スロットル――一般的なオートマであればないはずだが、改造車でもないことを付け加えておこう――も確認する。ミラーとサドル。サドルを盗む事件が多発しているらしいが、まだ被害にはあっていない。
「……何してんだ」
「おかえり」
「バイクか?」
「あぁ、ブラックフェンリルの整備だ」
あと少しで終るよ、と軽く油塗れの手袋で手を振る。
声だけで分かる、さすがにここまでハスキーで低く、かといってしゃがれていない声をする人間を、クラウドは覚えていない。――スコール以外は。


「なんだ今日は早いのか」
「それはこっちのセリフ、さすがにビックリだよ」
「そーっスよ、いつも居ないからさすがにびっくりっス!」
「テスト期間だから」
ジタンやティーだが言うよりも、はるかに簡潔にスコールは言った。あぁそういえばそうだっけと思い出す。
「三年はあと一科目あるらしいっスよ」
「じゃあ二人はあと少しか」
「たぶんそうじゃん?」



ここまで!
続きかけたら好いなぁ
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2009/06/25 18:01 | Comments(0) | TrackBack() | もすもす(ケータイデンワ)

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