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2024/04/25 17:35 |
蜘蛛の糸・杜子春
いやー、日本の円高加速してますね。
これを機に、国内で内需確保すればいいと思うんですけど。
外国にお金振りまく(外国製品を買うなど)と、あれですよね。国ごとの貨幣の価値が同じになってしまうわけですから、日本はここで思い切り突出して構わないと思ですけど。
どっちかっていうと日本は縮みすぎ。ここはガツンと勝負出るくらいの勢いでやって欲しいです。頑張れ麻生。

とかいいつつ外国にお金振りまいていてすみません。生活には必要なんです……。ガクリ。
安いと思いますか? とんでもない! 旅行などは構わないと思うけど、生活しているってことは台湾人に合わせる、価値とかも合わせているわけですから。そんなね。バンバカモノを買うわけにもいかないといいつつ今日お菓子買ってすみません。

読み終わったので本レビュー。
芥川龍之介の、「蜘蛛の糸・杜子春」です。
中身にあるのは、
・蜘蛛の糸
・犬と笛
・蜜柑
・魔術
・杜子春
・アグニの神
・トロッコ
・仙人
・猿蟹合戦
・白

お勧めは、蜜柑・猿蟹合戦ですかね。特に猿蟹合戦はリアルハイパーブラックなので、ブラックジョークスキーには欠かせませんな!

・蜘蛛の糸:カンタダの話。これは有名ですね。芥川が原作なのかな? 色々教訓になるかと。
・犬と笛:髪長彦の話。昔々の御伽草子みたいな感じです。昔話好きにとってはありきたりかも。
・蜜柑:電車に乗ってて、見たものという感じ。半分自叙伝みたい。芥川の本質みたくていいね。
・魔術:魔術が使えたらいいなぁ、と言う話。これ何かで見たことある。たぶん元は荘子か老子あたりだと思います。
・杜子春:教科書に載っていることが多いので、そちらの原作を読んでからどうぞ(こちらでもどうぞ/原作は道教の小説なのか? 杜子春、なんか実在の人っぽいな)。ラストの微妙なニヒルっぷりがいい。
・アグニの神:カーマスートラと一緒にどうぞ。それはちょっと嘘だけど、なんか黒執事みたいだ。ちぐはぐっぷりが爆発してていいね。
・トロッコ:あまり腑に落ちない話でした。ただ、さびしい情景がここまでできるのか! と感動した。
・仙人:仙人になりたくてー、って言う話。しかしなんかこれも腑に落ちない。なんだこれ。
・猿蟹合戦:ハイパーブラックジョーク。リアル。お勧めですお勧め。
・白:これは事実をもとにした小説かも? なかなか右往左往して面白いです。

今回の小説は凄く犬がキーワードみたいですね。2・3話ほど犬がメインだったし。
あとこれ、凄く安いんですよね。一冊300円以下。安ッ!

芥川入門編みたいにさらさら読めるので、お勧めです。これ読んだあとに武器よさらばを読んで無力感を爆発させるとさらにぐったりしていいですよ。
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2008/12/16 17:36 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー

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