成長記

ちょっと　夜中に泣きそうになってしまった。

無双劉備とか、とにかく劉備が取り上げられる三国志形って本当劉備って愛されているっていうか扱いやすいのかわからないけど、扱いづらくもあり扱いやすくもあり、動くだけで風が起きるようなそんな人なんだろうなぁ。
実際史実の、起きたことだけの劉備を見ると、そんな凄い人でもないし。
どっちかっていうと普通の人なんだよね。悪徳も善徳も両方中間ぐらい備わった人。
それなのに劉備って色々書いて、基本は｢いい人｣って言う枠組みができてるんだろうね。

そんなに愛されている劉備を思って、夜中に泣きそうになってしまった。

私が思う劉備像って言うのは、一人でもできるのに、周りに凄い人がいるから、それを引き出そうとして、自分も引き出してしまった人。
だけど、本人としては絶対一人でもできるってわかってるの。でも、そこまで現実が甘くなくて、できないってわかっていてもあきらめることができなかったり、万が一を考えちゃう人。
関羽は凄い人だなって思うけど、たぶん関羽の身近にいた劉備は、張飛も凄いんだよって言うし、逆に張飛の身近にいた劉備は関羽も凄いんだよって言うし、どっちも大切で平等に扱えない人。ころころ気持ちが変わってしまってやふやなんだけど、とりあえず何かに定めなくてはいけないから、現実的になって移住地を求めた人。
孔子と違って凄く現実的なときもあるし、とても空想的になったりして、そういう意味じゃ自分の中でギャップが激しいと思っているんだろうね。演説するときの顔と人の上にたつときの顔も、素を出してしまえばいいのに、そういうのを素で出すことのできない、とても下手な人。
だから、誰も正確に彼のことを表せないと思う。多分、あの史実も最後はこじつけて、きっとこういうこともやったんだろうな、っていうのを誰かが付け足したんだろ思う。だって劉備は一人では何もできないの。できたとしても、それはきっとできたことではなく、自分の頭の中で描いたものだと思うの。
劉備を一言で表すのは難しい。
っていうのは何でかっていうと、彼はまとめられる人なんだけど、とても変化の激しい人だと思う。そして、その噂とか評判に形どおりに人間を収めさせることのできる（収めさせるっていうか、そういう風にみせることのできる）人なんだろうね。

だって劉備は光るわけじゃないもん。

彼も一個の人間として考えると、難しいと思います。たぶん、今の人よりも多感で、大胆で、何もできないから。


さてこんなことを考える前にペーパー作らなきゃね。
頑張る。