司馬遼太郎の[夏草の賦]の感想をば。上下巻です。
チョウソカベモトチカの話です。ずっとそんだけ。
最初の方は奥さん・奈々視点でかかれてましたが、どんどん土佐の話になってきました。そこら辺は面白かったなぁ。
で、最後はチョウソカベ家は本当悲惨でしたね。大阪夏の陣で言え取り潰されちゃうしね。
で、初めてチョウソカベって名前を聞くかたが多いかと思います。どうやら、今はどうかはわかりませんが、当時はその土地土着の名前がいっぱいあったらしく、チョウソカベっていうのもそれのとおりらしいです。
ええと、どういったらいいのかな。
土佐版の織田信長アナザーっていったほうが正しいのかもし絵rません。
性質とか、織田信長と同じような感じなんですが、やっぱそこは環境がものをいうのでありまして。ぜんぜん違うのです。
中部地方とかそこら辺(ごめん、言ったけど地図が出てこない)あたりの人間と、当時未開発地区といわれていた土佐の人間。同じ性質でも全然違ったようになるみたいです。
だから、チョウソカベが信長のことは好きだけど相容れないっていうのもなんとなくわかるし、豊臣とはそれなりに仲いいよっていうのもなんとなくわかる。
だけど、土佐って田舎らしかったのですね。でも思うに、公家を見習っているからそうなるんじゃないのかな、と思いました。公家って言えばチョウソカベ家が出来た当時の最先端でありますが、同時に公家の生活っていうのは戦と離れているんですよね。だから戦準備っていうのを重要視して、絶対勝てる戦というものにするんですね。
ただ、土佐の凄さというか、人口が少ないせいか、結構庶民にまで字は読めたらしいです。学習力に関しては、江戸並みに凄いですよね。だけど、土地が土地なだけあって、農作物がなぁ。残念。
チョウソカベ自身は、私に言わせれば、嫌いじゃないけどッていう感じです。
陰険・根暗・酒飲。うわーやだー。
絶対腹の内を明かさないのですが、それでいて突然切れたりしたりするなんて。
(ちょっとこれ自分じゃないのかと時たま思いますが)
ただ、やっぱ彼は主なのです。彼は強いのです。体は病弱でも、たとえ戦が怖い彼でも、守るものとか、大切に思うものを大切に思えるのです。
しかし姫若子って本当かよ。どうやら19歳にもなって戦もしたことなく、馬術と槍術を人に聞いたそうです。お前……。
つまりそれで生きられない時代に、和歌とかそういうものを好む人が現れたって……。だけどまぁ、そこは戦ですから、甘えたことは言ってられない。でも、やりたくない。どうせやるなら勝った方がいい。それまで戦況を延ばす。
理論とかは解りやすいですね。彼は本当、人間性はまったくわからんくせに考えていることが異様にわかりやすいです。
息子の信親が彼に似なくて本当よかったよ。
(ところで、あの家って全部”親”がつくらhしい。信長+元親=信親だし)
無双と少し被るのは、……あんまりないかも。実質長身って言うところだけかもしれない。
三味線引いているのはわけ解らん。少なくともそういう表記はなかったなぁ。
どっちかっていうと、時代に抗っている感は感じられます。というのも、結構彼は人にアレヤレっていわれると「なにくそ!」って感じらしいから。
バサラはちょっとイラスト見たけどまったく解らん。海賊? なのか?
土佐の水軍が強いって言うのは、……当たり前です。よく考えてください。四国でて本州に戦かけようとしてたんだから強くなきゃ、ね☆
ああいうゲーム会社はよくわからんな。コー●ーとカプ●ン。
司馬遼太郎はやっぱり読みやすいです。是非とも一度読んで欲しいものです。
チョウソカベファンじゃないかたにもお勧め。実質私ファンじゃないし(親父の方がファン臭い)。
チョウソカベモトチカの話です。ずっとそんだけ。
最初の方は奥さん・奈々視点でかかれてましたが、どんどん土佐の話になってきました。そこら辺は面白かったなぁ。
で、最後はチョウソカベ家は本当悲惨でしたね。大阪夏の陣で言え取り潰されちゃうしね。
で、初めてチョウソカベって名前を聞くかたが多いかと思います。どうやら、今はどうかはわかりませんが、当時はその土地土着の名前がいっぱいあったらしく、チョウソカベっていうのもそれのとおりらしいです。
ええと、どういったらいいのかな。
土佐版の織田信長アナザーっていったほうが正しいのかもし絵rません。
性質とか、織田信長と同じような感じなんですが、やっぱそこは環境がものをいうのでありまして。ぜんぜん違うのです。
中部地方とかそこら辺(ごめん、言ったけど地図が出てこない)あたりの人間と、当時未開発地区といわれていた土佐の人間。同じ性質でも全然違ったようになるみたいです。
だから、チョウソカベが信長のことは好きだけど相容れないっていうのもなんとなくわかるし、豊臣とはそれなりに仲いいよっていうのもなんとなくわかる。
だけど、土佐って田舎らしかったのですね。でも思うに、公家を見習っているからそうなるんじゃないのかな、と思いました。公家って言えばチョウソカベ家が出来た当時の最先端でありますが、同時に公家の生活っていうのは戦と離れているんですよね。だから戦準備っていうのを重要視して、絶対勝てる戦というものにするんですね。
ただ、土佐の凄さというか、人口が少ないせいか、結構庶民にまで字は読めたらしいです。学習力に関しては、江戸並みに凄いですよね。だけど、土地が土地なだけあって、農作物がなぁ。残念。
チョウソカベ自身は、私に言わせれば、嫌いじゃないけどッていう感じです。
陰険・根暗・酒飲。うわーやだー。
絶対腹の内を明かさないのですが、それでいて突然切れたりしたりするなんて。
(ちょっとこれ自分じゃないのかと時たま思いますが)
ただ、やっぱ彼は主なのです。彼は強いのです。体は病弱でも、たとえ戦が怖い彼でも、守るものとか、大切に思うものを大切に思えるのです。
しかし姫若子って本当かよ。どうやら19歳にもなって戦もしたことなく、馬術と槍術を人に聞いたそうです。お前……。
つまりそれで生きられない時代に、和歌とかそういうものを好む人が現れたって……。だけどまぁ、そこは戦ですから、甘えたことは言ってられない。でも、やりたくない。どうせやるなら勝った方がいい。それまで戦況を延ばす。
理論とかは解りやすいですね。彼は本当、人間性はまったくわからんくせに考えていることが異様にわかりやすいです。
息子の信親が彼に似なくて本当よかったよ。
(ところで、あの家って全部”親”がつくらhしい。信長+元親=信親だし)
無双と少し被るのは、……あんまりないかも。実質長身って言うところだけかもしれない。
三味線引いているのはわけ解らん。少なくともそういう表記はなかったなぁ。
どっちかっていうと、時代に抗っている感は感じられます。というのも、結構彼は人にアレヤレっていわれると「なにくそ!」って感じらしいから。
バサラはちょっとイラスト見たけどまったく解らん。海賊? なのか?
土佐の水軍が強いって言うのは、……当たり前です。よく考えてください。四国でて本州に戦かけようとしてたんだから強くなきゃ、ね☆
ああいうゲーム会社はよくわからんな。コー●ーとカプ●ン。
司馬遼太郎はやっぱり読みやすいです。是非とも一度読んで欲しいものです。
チョウソカベファンじゃないかたにもお勧め。実質私ファンじゃないし(親父の方がファン臭い)。
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コメント
申し訳ありません、私は読んだ感想を書いているだけです。そのあたりの地理感・心情に関しましては察する程度にしかできません。
しかしそれでもご反論いただくかと思います。
そういうときは、すこし頭を冷やすといいらしいのですが、熱を持った人には何も言いません。
代わりに、私の住んでいる土地に関して一つ。
足尾鉱毒事件のことですが、どれだけ人が知識を持っているでしょうか? またそれに対して心を痛めますか? 現地に赴きますか?
わざわざ赴いても、現代と過去は違います。また歴史検証に対して感情を持ち込むのは個人の自由ではありますが、押しつけるのは如何。
私たちは「過去あった事実」を「歴史」という名前で見ているだけにすぎません。その場に生きていたわけではないのです。また歴史は今でも紡がれております。たとえば誰かが何か食べた食品に対してあれこれ言うのはどうなのでしょうか。人間としてモラルが問われると思いませんか?
歴史的事実は、受けたものと行ったものではずいぶん検証が違います。が、あったことはあったこととして認識するのが一番適切かと思います。
また個人の感想に対して色々言うのであれば、自ら直接筆者に問うたらどうでしょうか?
ご検討の方、誠によろしくお願いいたします。
しかしそれでもご反論いただくかと思います。
そういうときは、すこし頭を冷やすといいらしいのですが、熱を持った人には何も言いません。
代わりに、私の住んでいる土地に関して一つ。
足尾鉱毒事件のことですが、どれだけ人が知識を持っているでしょうか? またそれに対して心を痛めますか? 現地に赴きますか?
わざわざ赴いても、現代と過去は違います。また歴史検証に対して感情を持ち込むのは個人の自由ではありますが、押しつけるのは如何。
私たちは「過去あった事実」を「歴史」という名前で見ているだけにすぎません。その場に生きていたわけではないのです。また歴史は今でも紡がれております。たとえば誰かが何か食べた食品に対してあれこれ言うのはどうなのでしょうか。人間としてモラルが問われると思いませんか?
歴史的事実は、受けたものと行ったものではずいぶん検証が違います。が、あったことはあったこととして認識するのが一番適切かと思います。
また個人の感想に対して色々言うのであれば、自ら直接筆者に問うたらどうでしょうか?
ご検討の方、誠によろしくお願いいたします。
posted by つしまりおぱーてぃat 2010/02/02 11:58 [ コメントを修正する ]
私は、海部に関する間違った認識を修正するべく、ホームページを立ち上げています。
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/index.htm
長宗我部氏が狙った理由は、島弥九郎事件とされています。
しかし、島弥九郎は、海部氏の軍港を偵察に来た斥候のように見えます。
司馬氏が『夏草の賦』でお書きになっている海部観は、間違いだらけです。
海部は阿波で唯一の日本刀生産地で、生産開始は1300年代初頭とみられます。
そして1352年に、京都の重要な戦局で、前線に出向いています。
1445年の港湾に関する根本史料では、海部から兵庫(神戸港付近)へ56回入港し、
その回数は、瀬戸内海・太平洋を含む全体で10位、四国に限れば1位です。
その積荷は木材で、海部は、海運によって特殊な優位を占め、
掠奪・海賊行為をするような、貧しい土地柄ではありませんでした。
海部に関する知識の訂正をお願いいたしたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
検索で出てくるすべてに送信中です。ご気分を害されませんように。