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2024/05/17 18:44 |
怖い本二冊
いや、一冊は確実に怖くないんだが、系統はいろいろな意味で似てるかと思って。

おいちゃんから本をいただいた(一冊は違う)ので、また読むことに。
ロシアの小説は確実に返そうと思ったので、来週かえしますが。

[憑神] 浅田次郎 作。まぁ映画にもなっているので知っている方もいらっしゃるでしょう。久々に映画見ようかなと思った作品でもあります。
もうひとつ。

[澪つくし] 明野照葉 作。
ていうか、これ。カバーというか、帯の時点で怖い。

[いにしえからの言い伝えや因果を人が踏みにじったとき、恐ろしい結末が訪れる]
[あの人、もうすぐ死ぬよ]

このホラーの系統は、完全に[ぼっけえ、きょうてえ]ですね。ぶるぶる。
まぁ[二十歳の原点]は二重になるまでに読もうと思ってます(まだ読んでなかったのか)。

おいちゃんから結構本もらってるんだよなぁ。
買いに行かなくてはいいのではないか?
と、時々思うんだが、それでも[舞姫・阿部一族]とか、買ってしまうのだよ!
次は森鴎外に左右された小説は書かないようにしたい。でも今鴎外読んでる。
ついでにロシア小説に感化されたようなものはあんま書きたくない。でもロシア小説読んでいる。
学校にイタリア小説でもあったらいいのにな。ドイツとフランスとロシアとギリシャは多いのに、何でかしらないけど[デカメロン]はないんだよな。[ガルガンチュア物語]でもおいておいてくれればいいのに。
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2007/07/17 00:14 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
とりゃいがぬ
トライガンとトライガンマキシマムを読んでました。

ウルフウッドとリヴィオとホーンフリークが大好きです。

2007/07/15 23:33 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
ロシア小説
ロシア小説のテーマ

結婚は幸せになれない

結婚は幸せになれない。

怖いねー。ルーマニアとは別の怖さがあるよ。

というわけで今チェーホフ全集みたいなのを、適当な巻から読んでます。
収録話は
・文学教師
・地下屋敷で
・園丁主任の話
・三年
・おでこの白い仔犬
・奥さん
・頸の上のアンナ
・アリアドア
・中二階のある家
・殺人
・百姓たち
・ペチェニェーグ人
・わが人生
といったところ。今[三年]まで読んでます。

ロシアの小説は意外にテンポが悪かったり良かったり。
名前で男女の判断がわからない。

http://www.worldsys.org/europe/

これでわかるとおりです。

それにしても、ロシアの小説は[ロシア語は書くのが難しい。正しく教養がないとだめだ]というのが意外に強いです。あと、貴族関係が存外多いのか?
ついでに、親子関係なら、男同士でも唇にキスするようですね。あと、意外に多いのが浮気。
しかしロシア人は教養をひけらかしたり、論議したり、怒ったり。感情豊かなんですね。羨ましい。日本にもほしいよ。
でも、ジャム入り紅茶はカンベンだなぁ……。

2007/07/14 01:52 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
[夏と花火と私の死体]    乙一
学校で本を買うんですが、店員の態度が悪いので、もう買いません。
ちなみに友達に[あたしコンビニ店員やってるけど、あそこの店員の接客は最低]と教えていただきました。
周りからもそう思われているそうですね。
学生がまったく利用しないからいいものの。学校内にコンビニがあれば、みんなそこに寄るでしょうね。
そうしたらいいのに。まったくなザマなのにね。


またもや乙一です。乙一はもう二つばかり、絶対紹介したいものがあるのですが。
とりあえずコレがデビュー作かも。
(というか、処女作でしょう。何せ16歳のときに書いたらしいですよ)

・夏と花火と私の死体
・優子

が収録されております。

[夏と花火と私の死体]
いつもと変わらない夏、その変わらない日に、私は死んだのだ……。
[優子]
旦那様はいるとおっしゃられるのに、私は一度も、奥様を見なさんのだ……。

といった感じでしょう。
どちらも、簡単に言えば小回りの聞いたマニュアル自動車みたいな感じです。
アクセル前回のときもあれば、半クラでちまちまなときもある。
アップダウンの激しさはかなりあります。しかし両方とも極力スピーディー&ラピッドリー。
読むのが楽しくなったり、早くなるきっかけにもなるかもしれませんね。
このテンポは[死にぞこないの青]のようでもあります。そして山田悠介作品かと一瞬思えるようなテンポ。
[夏と花火と私の死体]に関していえば、子供の残酷さが、わたしの目を通して映し出されるあたり、非常に怖いです。
[優子]は、オチが、オチが……! ですね。あと二三点捻りがあってもよかったかと思うけど、どろどろしてない、すっきりした感じだと思います。

どちらもお勧めする作品。もう一度読み返したくなる作品だと思いますよ。

2007/07/11 00:17 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
[ぼっけえ、きょうてえ]   岩井志麻子
美しいとはいえない女郎が、遊郭でポツリポツリと話し出す、そこから始まる物語。
といえば聞こえはいいんですが、何せこの本、本当にオカルトと呪怨の間をさまよっている感じです。

タイトルが、ダイレクトすぎる感じですね。まぁ、そのダイレクトはあまりかんじさせませんが。
[ぼっけえ、きょうてえ]。きょうてえ。きょうてえよう。

・ぼっけえ、きょうてえ
・密告函
・あまぞわい
・依って件の如し

の4話が収録されております。どれもコレもきょうてえきょうてえ話です。

[ぼっけえ、きょうてえ]
美しいとはいえない女郎が、ポツリポツリと語る、身の上話。
そこには、きょうてえきょうてえ貧しさと、ひもじさと、闇と、姉ちゃんがあった……。
[密告函]
コレラがはやった明治時代の岡山。小さな農村で、コレラがはやる恐れがあった。
そこで村役場は、誰でもコレラの話しをしてほしいと思い、函を用意したのだった……。
[あまぞわい]
海は女が入るとこ。海は男が入るとこ。
誰に求められない愛は、波にさらわれ、一つの岩のほうへとたどり着いた……。
[依って件の如し]
牛は可愛えよ。だけどツキノワに牛と女子ははいっちゃいかん。
竈の牛が、吼えた。ひっそりとした村に、牛はいた。そして、牛頭もいた……。

といった感じがダイジェスト。ぶるぶる。きょうてええええええええええ!

まずコレは読む本じゃないと思います。それぐらい怖い。怖い怖い怖いよ!
次に、コレは周りの人が本当に安心して背中を預けられるかどうかをご確認ください。そうじゃないと危ない本当に!
最後に。
当方は何があっても責任を取れませんのであしからず。

個人的に[あまぞわい]が本格的に怖かったです。海系はやっぱり怖いよ。
納得できたのは[依って件の如し]。コレは色々と伏線が一番多いのでは? と思わせるような作品。
ただコレの怖さは人間の怖さだったりもします。きょうてえきょうてえ。

きょうてえ話が好きな方にはお勧めいたしますよ。

2007/07/10 00:04 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
[失はれる物語]    乙一
またまた電車で読み終わってしまった本。
[失はれる物語]です。
・Calling You
・失はれる物語
・傷
・手を握る泥棒の話
・しあわせは子猫のかたち
・ボクの賢いパンツくん
・マリアの指
・ウソカノ
が収録されております。

[Calling You]
頭の中の携帯電話が、突如鳴り出したのだ……。私と、あなたにしかきこえない、携帯電話が。
[失はれる物語]
私が感じるのは右腕の皮膚。それだけとなった。
[傷]
少年は誰よりも傷ついた。そして、傷を奪った。最後に、傷を、……。
[手を握る泥棒の話]
どうしてもしなければならない。たとえ、後悔はしても……。
[しあわせは子猫のかたち]
引っ越した先。そこで、奇妙な住人と生活することになった。
[ボクの賢いパンツくん]
パンツが突然しゃべりだした。そして、パンツくんは、誰よりも賢かった。
[マリアの指]
マリアは美しかったのだ。美しすぎたのだった。だから、神へ……。
[ウソカノ]
おい、本当に彼女いるんかよ? うそじゃねぇのか、ウソ!

という感じのダイジェストをお送りいたしました。

個人的に[傷]はお勧めです。自分のリリカにも少し通じているところがあるからです。
[手を握る泥棒の話]、[マリアの指]は結構怖い話です。[マリアの指]は話全体が暗すぎる感じです。
[手を握る泥棒の話]はラストのオチが怖いです。あたしには怖すぎるくらいでした。

乙一は相変わらず、どこか暗い話だったり、どこか空明るかったり。
しかし相変わらず[友達を話すのが苦手]な主人公は多いですね。それは何でだろうね。


さいごに。
[ボクの賢いパンツくん]は本当にお勧めです。大好きです。愛してます。

2007/07/09 23:52 | Comments(0) | TrackBack() | 本+レビュー
[パズル] 山田悠介
ちょっと電車の中であっさり読み終わってしまった本。ということでご紹介。

山田悠介の第5段めらしいです。
今までウチにあったのは、
[リアル鬼ごっこ]
[あそこの席]
[親指探し]
[@ベイビーメール]
ということなので、自分にとっても5段め。

内容はというと、
「頭のいい学校で先生が暴力集団に人質にとられ、その優秀なクラスがパズルゲームを解くことによって、先生および自分たちが解放される」
とかいうかんじです。結構端折ってますが。

結論でいえば、コレは結構怖いなと思えるところが少ない。ので、そんなに怖さ、またミステリー度は低いです。

とはいえ、それはコレ単品を読んだだけです。

乙一の[死にぞこないの青]を読んでいただくとわかるでしょうが、
まったく正反対の世界です。

乙一の[死にぞこないの青]は先生向け、山田悠介の[パズル]は生徒向けでしょうね。

ちょっとコレは比較しながら読んでいただきたいものです。

また、コレは世の中の理不尽さがうかがえます。そういう意味では教育界にもっていきたい本ですね。



本レビューってこんな感じでいいのかなぁ、紗奈さん?

2007/07/08 02:36 | Comments(1) | TrackBack() | 本+レビュー

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